軽度自閉症の子を持つ母の日記

3歳で軽度自閉症と診断された息子を育てています。

脳のリハビリ、階段は飛ばせないんだということ

今年度は脳のリハビリ、というか療育に力を入れようと決めていて、早くも5月ですよ。
通いの療育を二ヶ所増やし、あとは家庭で何をするべきか。どうにもABAをやりこむ気にはならなくて。フリーオペラント法がとても気に入っているので部分的に取り入れつつも、厳密にやるには現実的ではない。ならば療育先からの宿題の他に澤口式でもやろうかなと「発達障害の予防と改善」を読み返し、実践されてる方のブログを見つけて他の脳トレの本を知り、読み。これだなと。思ったのですが。
さて!ですよ。握り箸でもいいから箸を使うべし!って言われても使えないし!ワーキングメモリー鍛えろって言われてもできないし!
他にも折り紙させろとか、まあ要するに微細運動させろってどこ行っても言われるわけですが、あまりにもできなくてできなくて。やらせなきゃいけないわけですけど。めげちゃならんのだけど。
というわけでひとまず、とにかく運動させることにしたわけです。運動しなきゃミトコンドリア良くならないし。微細運動の前に粗大運動だよね。
ひたすら階段上り下りして足を鍛え、ストライダーで体幹と腕を鍛え、自転車に切り替えてより一層鍛えてます。そしたら不思議なことに(あるいは当たり前なことに)、手先の不器用さがマシになってきました。若干。
自転車はいいよね、足だけじゃなくて腕も使うもんね。
発達の階段は絶対に飛ばせない、焦って先をやらせようとしても意味がない。これは3年前に保育園の先生に言われたことですが、本当だった。今更に実感します。
指先使えるようになるためには腕が使えなきゃダメで、そのためには体幹がしっかりしなきゃダメで。本当に定型の子のルートを遅れてでもなぞっていくしかない。当たり前なんだけど。
キャッチアップへの焦りは尽きませんが、一個ずつ階段踏もうと決意しました。
運動まみれな生活をするには良い季節になってきたしね。とりあえずは体を動かすことをメインに、デスクに座っての療育は最低限やっていこうと思います。


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