軽度自閉症の子を持つ母の日記

3歳で軽度自閉症と診断された息子を育てています。

心境の変化、愛について

妊娠中、クアトロテストを受けました。
年齢が若かったので新型出生前診断は受けられませんでしたが、受けられたなら受けたと思う。
もちろん、障害があったら堕胎と決めた上でのことです。
その結果が妊娠中にはわからない自閉症児なわけだから神様は見てる・・・。
賛否あると思いますし、現在生きておられるたくさんの障害のある方の生命を尊重し幸せを祈っています。
でも、私は精神障害持ちの家系に育っていることもあって、「障害がある子でも育てられる覚悟がないなら最初から妊娠するな」とか。
「障害があっても不幸ではない」とか、まあなんやかんやありますが、その手のフレーズには少しも心が動かされない。
いや正論ですけどね。
だってさー、マジでしんどいから!
少なくとも私は私に生まれてきたくはなかったし、
包丁振り回したりしないまっとうな親が欲しかったし、
家族=私に負担を負わせるものだって思ってたし、
だから結婚とか一生しない、ましてや子どもなんて一生持たないと決めてました。
それがついうっかり「仏のよう」と誰もが言う優しい人と付き合い、
あれ、この人なら私に負担かからないかも・・・と結婚し、
ひょっとしてこの人との子どもなら心を病むような思いをさせずに育てられるんじゃ・・・と出産しました。
私に育てられる子よりあの親に育てられた私の方がかわいそうじゃない?とも思って。
その結果私の血を色濃く継いだ(と思われる)自閉症児が生まれたわけですけどね!
そして私の苦労よりも、物心つくより前に胃腸炎やら自己免疫異常やらで身体的に苦しんでいた息子の方がかわいそうだと思いますけどね!
自覚なかったけどお花畑だった。
色ボケしていた。
自分の血筋を確信したので、うちは一人っ子確定です。
孫の顔も別にいいや・・・。
夫には申し訳ない。

で、ですね。
いろんな障害児育ててる方のブログとか読みますと、「出生前診断でわからなくてよかった」と書かれてるんです。
自閉に限らず。
「あー親の鏡だなー、私には無理だなー、今からでもタイムマシンほしいなー。
そうは言っても今目の前にタイムマシンがあっても『じゃ、今から昔の自分に会って子どもとかやめとけって言ってくるわ―』にはならないなー。
診断が降りた直後なら押しに行くのかなー、タイムマシン乗る前のお別れをすることを想像しただけで泣けるわ―」
っていうくらいのが半年ほど前の私の息子への愛。
タイムマシンなんて考えられない!とはならない。
でも診断でわかって堕胎しなくてよかった!とは言えない。
受容と愛と絶望がいったりきたりしている。
それくらいの愛。

それがですね、最近やっと、「産んで良かった、この子に会えて良かった。出生前診断でわからなくて本当に良かった」と。
思えるように!なったわけです!
ラクル!
結局はいないよりいてほしいし、笑ってくれたら愛しいし、会話するのが楽しいし、一挙手一投足がかわいくてしかたない。
バイオメドべらぼうにお金かかるし、仕事しながら療育通って毎日ヘトヘトだし、食事に気を使うのも大変だし、保育園で健常児との違いを見ては落ち込むけど。
その全部よりもなお息子への愛の方が大きいと、そう思うようになりました。
しんどいけど今は幸せだと断言できます。
でもそれもこれも改善してきてくれたからなんだろうなぁ。
コミュニケーションが取れるってすごい大事なんだと。
会話が成立しなかったとしても、こちらに何かしら反応をしてくれたらそれで愛が倍増します。
まだ息子の周りに見えない膜があったころ、その隙間から少しでも愛を吹き込むように、どうにか接していたことを思い出す。
あの頃は本当にさみしくて、だんだん疲れていって、お人形さんに衣食住を与えているような気分になって、返事がなくても話しかけるという努力もだんだんおざなりになっていって、でもたまに膜がないときは反応があるからやっぱり愛しくて。
膜がないときだけどうにか接していました。それしかできなかった。
あのまま日々が続いていたら、私はタイムマシンを切望したことでしょう。
無限の愛をあたえられる母もそりゃ世の中にはたくさんいるんでしょうけど、そういう方はとてもすばらしいと思うけれど、すくなくとも私はリターンのない愛を与え続けられるほど強くはなかった。
しかしこうやって書くと私が母として欠陥品なのは否定できないな・・・。
漢方があって、バイオメドがあって、おかげで膜が消えたので私は今やっと幸せです。
リカバリーするまで頑張るけど、リカバリーしなかったとしても幸せ。
息子も夫も大好き。
膜があった方が日々は楽でしたけどね!お人形さんだったので。

とまあ、長々と書き連ねたのは、決意表明というか、未来の自分への戒めというか。
2年ぶり2度目のK式を受けることになりまして。
結果が悪かったりしたときに、「こんなに頑張ってるのにキー!」と一気に絶望して産まなきゃよかったってならないようにというか・・・。
読み返すために・・・。
結局最後はネガティブで終わる。

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