軽度自閉症の子を持つ母の日記

3歳で軽度自閉症と診断された息子を育てています。

WISC-Ⅳの結果、澤口式育脳法について

2月に澤口式教育相談を受け、5月に澤口先生の奥様から数字カード法のやり方を教わり、6月から3カ月間、澤口式の数字カードをほぼ毎日やりました。
これは6枚のカードで成功率100%近くになれば卒業、というやつです。
うちは5枚での正答率が8割くらい、というところでタイムアップ。
3カ月以上はやらないでね、と言われていたのでそこでやめました。
4枚が完璧にできるようになればIQ85は超える、普通級をめざすために最低4枚はクリアしてください、とのミッションでした。
(※澤口先生は普通級に通わせるべき派です)

で、9月末に初のWISCを受けたのですが。
驚くべきことにIQが90になっていた・・・!
昨年12月のK式のDQが70台だったことを思うと、本当によく頑張ってくれました。
まあそのK式は言語80台、認知70台で、ケンケンできなかった運動系が足を引っ張っていたので低くは出てるらしいのですが。
そのときにはビネーを受けていないのでIQの変化を正確にはわからないのですが。
それにしても当時のIQはあって80くらいでしょう、たぶん。
ちなみに澤口先生のところで教育相談をすると、WISCを元にしたらしい独自の発達検査を受けます。
2月に受けたその結果では、やはりIQは80くらいじゃないか、とありました。
ワーキングメモリ能力指数も70台後半と出ています。
(独自の発達検査って・・・と軽視していましたが意外と正確と思われてびっくりした。余談ですが)

さて、凸凹を知れば凹を埋める手立てを見つけられるかも、と受けたWISC。
言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度の4項目でそれぞれ数値が出ます。
言語理解は昨年のK式と変わらず80台、知覚推理とワーキングメモリーが100を超えていました。
処理速度は70台後半。
微細運動が伴わないために(処理速度がもともと遅いのに加えて)書くことがおぼつかなくて遅くなっているらしいです。
この微細運動が伴わないせいで云々は前回のK式の認知の項目でも言われていました。
ということを考えると、本当にワーキングメモリーを鍛えた結果ワーキングメモリーの数値が高くなり、総合のIQが上がったということ・・・!
澤口先生には感謝してもしきれません。
まだ6歳なので、脳の分化が進んでいないので、ワーキングメモリーを鍛えれば他の項目も芋づる式で上がる、というのが澤口先生の理論です、たぶん。
なので、年末に受けるビネーでの結果はまた変わって上がるかもしれない?のか?
澤口先生理論をあまり信じていなかったので、聞き流してたり、本も流し読みだったり。
きちんと論文を読もう・・・。

ただ、澤口先生は自閉傾向そのものをなくす方向での育脳は推奨されていなかったと思う。たしか。
それはそれで人類の進化に必要なものだから、傾向は残しつつIQを上げるとかなんとか・・・。
だとすると凹は埋まらないのか・・・?
そういえばバイオメドもどれだけやっても高機能自閉症傾向はどうしても残るって話だった。

いやいろいろとね、思うところはあるんですよ?
私が早期に不適切な英才教育をしたせいだ、って言われたこととか。
漢方も渡米治療も意味ない、療育はすぐにやめろ、って言われたこととか。
私がなんか始める前からおかしかったってのうちの息子ー。
療育も、良い療育は良いですよーだ。
などまあいろいろ思うところはあったんですが、IQ上がったので本当に感謝しています。
しかも脳の発達にいい栄養なんかの話は渡米治療に沿ってる部分も少なからずあったりするから本当にきちんと情報を集めて活動されているんだろうと思います。
現段階で自閉傾向への効果は不明(他の薬とかが効いてる部分もあるし)、おかげでIQ上がったけど凸凹はどうなるか、というのが澤口式の総括です。
後からじわじわ効いたという声もあるのでまた次の検査をして変化があったら書くかもしれない。
今回は私の記録と、誰かの参考のために長々と書いてみました。

全部間違ってWISKってなってました!かっこ悪ー。

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